ここからコンテンツ

コラム 牧師の書斎から

2010年1月24日 小平牧生師

私たちはだれでもみな様々な人間関係の中に生きています。その中には、強いつながりで結びついている関係もあれば、弱いつながりで結びついている交わりもあります。一緒に過ごす時間の長さや頻度、交わす言葉の数や内容、互いの目的や性質等々によってかわる、さまざまな人々のつながりの中で私たちは生きているのです。
あるブログの記事に、「強いつながりと、弱いつながり」についてそれぞれの短所と長所が書かれていました。強いつながりの特色としては、・似た人たちの集まり・すぐに意気投合できる・お互いのことを熟知している・意見の一致した団結力がある・外部との関係が希薄になりがち・ともするとマンネリに。一 方で、弱いつながりの特色としては、・いろんな人々の集まり・新しい出会いがある・協力関係の広がり・新鮮な意見や考え方がある・団結力に欠けることもあり・ともするとバラバラになる、などの特色があります。
成増教会のこれからを考える時に、このようなことを考えることは有益だと思います。強いつながりの中では、強いつながりの中のあり方があり、弱いつながりの中では、弱いつながりの中の生き方があります。強いつながりが好きな人は、弱いつながりの大切さを心にとめておきましょう。弱いつながりを好む人は、同じように強いつながりの大切さを心にとめておきましょう。同時に、教会に強いつながりを求めてくる人もいれば、弱いつながりでなければつながることができない人もいることを忘れてはなりません。教会が小さければ、親密な強いつながりになります。反対に教会が大きくなれば、多様な弱いつながりになります。大きい教会の中の小さなグループでは、強いつながりがあります。成増教会には成増教会の持ち味があります。その中で自分に与えられている交わりを感謝して、そのつながりの長所を活かすような教会を築きましょう。