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コラム 牧師の書斎から

2010年3月21日 澤村信蔵師

先週月曜日から木曜日にかけて、教会の建物診断が行われました。外側と内側、そして入ることの出来る内部に至るまで、隅から隅まで点検をしてくださいました。ここに、ひびが入っている、あそこにかけがあると全部記録していってくださいました。写真も撮っていかれました。これからそのデータをもとに、エレベーターの設置が可能かどうかという構造計算をしてくださる予定になっています。ちなみに、致命的な傷などはなく、しっかり建てられているから大丈夫でしょうとのことでした。最初、建物診断は、ぱっと見て異常なしくらいのような感じで、さっと一日くらいで検査が終わるのかなと思っていましたが、朝から夕方までみっちり3日以上かかりました。エレベーターを後から設置するというような大きな改造を行うということは本当に大変なことなのだと今更ながら思わされました。きっちりしておかないと、エレベーターが出来ても、建物がおかしくなってしまうということもありうるからです。プロに任せておいたら心配はないのだと思いますが、良きものが出来上がるようにぜひ覚えてお祈りください。
建物を大きく改装するのとは異なりましが、人が変わるというのはさらに難しくて当然ではないでしょうか?それも神様がしようとされているのは、少しリニューアルするというのではなく、私たちをイエス様の似姿にまで変えようというのですから、神様のご苦労はいかほどかと思います。しかも、変わるのは嫌だとまで、抵抗している自分がいるのですからまさに困ったものです。本当に、人を作り変えるのは神にしかできないわざですね。私たちが内側から作り変えられるにも、今回してくださったように、様々な傷などが暴かれたりすることがあることもあるかも知れません。また、時間もかかるかも知れません。でも、私たちのうちにイエス様が形作られるようにしてくださるのは神様です。決して私たちが潰れてしまうことないように、時には試練を与え、時には思いもかけない恵みを与え、少しずつ私たちをイエス様へと近づけてくださるのです。その神様に期待して、今日もさらにイエス様に近づいていきましょう。