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コラム 牧師の書斎から

2010年7月11日 澤村信蔵師

7月7日の七夕の日、嬉しい知らせが教会に届きました。待ちに待っていたエレベーターの工事着工のための書類審査が通ったという知らせでした。エレベーターについては、これまでも祈ってこられ、どうしても実現してほしいという長年の願いがあり、ここまで来たという経緯があります。実際その皆さんの思いがつまった多くの献金もすでにささげられていることを心から感謝をいたします。

今年の春には出来るのではないかという説明もあったため、「エレベーターはいつ出来るのですか」と、何度も聞かれました。結果として、練馬区役所が、既存の建物の中にエレベーターを設置するという申請は初めてだったということが大きく影響し、慎重の上にも慎重に審議されたため、時期が遅れたということでした。まだ、最終的に認可されるには、あと少し時間がかかるとのことですが、ともかく8月中にはエレベーターは設置されそうです。

工事のすべてが守られ、最高のものが建て上げられますようにぜひお祈りください。それとともに、私たちの心の準備もさせていただきましょう。どんなエレベーターが出来てもそれで完成ではありません。エレベーターを設置するということ以上にお年寄りや体の不自由な方々を心からお迎えするという私たちの姿勢があって、初めてすべてが整うのではないでしょうか?イエス様は、当時社会からのけものにされていた人も含めてすべての人を招かれました。私たちもすべての人を招く教会でありたいと願います。エレベーターを設置するというのは、すべての人をお迎えしたいという私たちの心の現れの一つです。イエス様が招いておらえる人を私たち自身が拒絶することのないようにさせていただきましょう。

そして、私たち一人一人もエレベーターのように、イエス様のもとへ人びとを連れていく役割を担わせていただきましょう。