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コラム 牧師の書斎から

2010年9月5日 澤村信蔵師

先週の月、火と、三浦海岸で一泊教区会に行ってきました。小平先生も、教区の担当理事としての役割もかねて参加しておられました。成増教会の皆様によろしくとのことでした。普段と異なり、一泊で行なったのは、来年一年間の教区としての働きを決めるためと、この年の秋の集会について、共にじっくりと祈るためです。教区会は、活発な意見が出て、昼三時過ぎから食事を挟んで、夜九時くらいまで行なわれました。

その夜、ゆったりと温泉に浸かったあと、一緒に泊まった先生方と、様々な話をしました。その中で、一つの話題は、理想の教会はどんな教会だろうかということでした。果たして、すべてが整った完全な教会を目指すことがいいのかということです。

牧師は、知らず知らずのうちにすべての整った教会を目指しています。足りないよりも満たされることを、無いよりもあることを求めるからです。しかし、キリストの教会が完成するということと、自分の教会だけが整うということは必ずしも一致しないのではないだろうか。そのような話でした。

私自身もこの成増教会がさらに整えられることを目指しています。やっと始まりましたが、エレベーター工事はその一つです。よきものが建て上がり、さらに教会が整うことを願います。しかし、さらに願うのは、キリストの教会が完成されることです。日本の多くの教会は、とても小さく普通の家と変わらないところで伝道を行なっています。そのような教会を同じキリストのからだとして支える働きも私たちに委ねられているのではないでしょうか?

今年から3年間、教団の働きとして、大宮教会を重点的に支えようという試みが始まりました。経済的な助けもさることながら、人的な助けも必要としています。そのような働きにも参加させていただいて、キリストの教会を完成させる働きにさらに積極的に加わらせていただきましょう。