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コラム 牧師の書斎から

2010年11月28日 澤村信蔵師

今日は、ギデオン協会の証しと献金の時を持ちます。ギデオン協会は、1898年秋、北米ウィスコンシン州ボスコベルの小さなホテルで、見知らぬ青年同志が偶然同じ部屋で夜を明かしたときに、お互いに自分がクリスチャンであることを証しして、共に聖書を読み、祈ったことから始まりました。その二人の名前は、ジョン・H・ニコルソンとサムエル・E・ヒルです。

1899年5月発会式をした時に、加わったメンバーは、ウィル・J・ナイツただ1人でした。たった3名によって始められたグループなのです。会の目的としては、そもそも旅行で交わったということから、クリスチャンで旅行する実業家達が互いに交わり、個人的に証をし、共に主イエスのために労しようとの決意が表明され、旧約聖書士師記6章、7章にあるギデオンにあやかって、会の名称を“ギデオン”(The Gideons)と定められました。そして、1911年カナダが参加することによって、“国際ギデオン”と呼ばれるようになりました。そして、いまや188カ国、17万人のメンバーがギデオンメンバーまた、夫人メンバーとして活躍してくださっています。 日本には、1950年国際代表としてR・J・ホルツワース兄が派遣され、9月1日に東京支部がつくられたのが始まりです。当時は主として、全国の大学生40万人に1冊づつ聖書を差し上げることを目標として発足しました。今は、病院や旅館、ホテル、そして、学校などで聖書を配布することを行なっています。

そして、たった一冊の聖書を手に取ったことによって、その後の人生が変えられた人が何人も起こされています。私もギデオンの聖書によって救われたという牧師先生に何人もお会いしています。私の父や叔父達もギデオンのメンバーとして参加しています。成増教会にも3名のメンバーがいます。教会としては、年に一度の協力ですが、これからもこのギデオン協会の働きが祝福されますようにお祈りしましょう。