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コラム 牧師の書斎から

2012年2月26日 小平牧生師

神様は私たちを愛しておられます。私たちの側から言えば、私たちは神様によって愛されているのです。この事実を知った時に、私たちの人生は変わります。けれども、愛されているという実感は、私たちのおかれたさまざまな状況によって揺れ動くことが多いのではないでしょうか。そのために、時間とともに神様の愛から離れていくということが起こります。愛されていると感じられなくなるのです。そのために、私たちは愛されていると感じることとともに、愛されている事実を知ること、そして、自分も相手をより深く知りより深く愛そうと決めることが、愛を保ち続けるために必要です。(これは結婚についても同じですね。)

そのために、神様は聖書を私たちに与えてくださいました。聖書によって、私たちに対する神様の考えや思いを知ることができます。神様が私を愛してくださっているのですが、なぜ私を愛してくださっているのかとか、どのように私を愛してくださっているのかを知ることによって、神様の愛をより豊かに感じ続けることができるでしょう。そして、愛されていることを感じられないような時でも、愛されていることへの疑いを乗り越えていくことができるのです。

みなさん、もう一度新しい気持ちで聖書を読みましょう。聖書を毎日読むための手引きもあります。わからない人は牧師に聞いてください。それから、聖書の教理を理解したい人によい本が出ました。「わたしの使徒信条」(藤本満、いのちのことば社)という書物です。天地創造、処女降誕、イエスキリストの復活、三位一体、聖霊の働き、イエスキリストの再臨、からだのよみがえり、など、聖書を読み始めた方々や、クリスチャンになった方々が、必ず質問するであろう教理的な質問はおおよそ網羅されているように思います。お勧めです。