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コラム 牧師の書斎から

2012年12月30日 小平牧生師

「わがたましいよ。主をほめたたえよ。主の良くしてくださったことを何一つ忘れるな。」詩篇103篇2節

この一年も主の恵みの中で過ごせたことを心から感謝し、主の聖名を賛美します。主任牧師である澤村牧師とともに、みなさんに感謝します。私たち牧師の働きはみなさんの愛と祈りがなければできません。私はこの一年の間、ほとんど毎週のように一週間の前半は教団や諸教会また対外的な奉仕のために出かけました。その中で弱さやいろんな誘惑も感じながらこの一年を過ごしました。腹が立つ時もあり、泣きたい時もありました。それでも何とか大きな過ちや危険から守られ、いつも必要な力と健康が与えられたのは、主のあわれみです。成増教会には今年は一度も行きませんでしたが、私の使命は「必要のない牧師になる」ことですから、そういう意味では感謝なことです。でも、移動中などにFacebookやウェブサイトで教会や礼拝の様子をよく観ていますので、私自身はいつも近く感じています。

さて、新しい年を迎えます。先週引退を発表した松井秀喜選手は、星稜高校時代に野球部の山下監督から「花よりも、花を咲かせる土になれ」と教えられたそうです。いい言葉ですね。イエス様がマタイ13章で語られた「良い地」のたとえを思い浮かべます。イエス様はそのたとえによって、信仰が表面的であってはならないこと、また私たちの心にあるこの世の思考と富の惑わしについて語られました。新しい年、私たちは自分をもっと深く掘りさげましょう。また見極める目が与えられるように祈りましょう。その山下監督は、「金を残すのは下、事業を残すのは中、人を残すのは上」とも教えたそうです。高校の野球部でですよ。どんな世界でも優れた指導者は人生を教えるのだと思いました。私たちは最高の教師であるイエスキリストに学びましょう。神の言葉を毎日読みましょう。