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コラム 牧師の書斎から

2013年9月8日 澤村信蔵師

皆さんは、旅行に行く時身軽に出かけられますか?それとも沢山の荷物をもって出かけますか?先週も木曜から今日まで教会を留守にしているのですが、今回は出来るだけ身軽にしていきました。でも、先月の巡回伝道の時には、車で出かけるということもあり、また10日間という日程だったのであれもこれもと詰め込んで出かけました。でも、結局は出先で洗濯をすることができたので、半分くらいの服は必要ありませんでした。長旅でもコインランドリーもありますし、2~3日の荷物さえあれば何とかはずです。でも、つい心配性なので、結構大きな荷物を持って移動してしまうのです。

短い旅行の時間であれば、一時的なことなので大きな荷物を持っていても困ることはありません。でも、人生において、必要のない大きな荷物をもったまま始終移動していたら、こんなに疲れることはありません。

主イエスは、「すべて、疲れた人、重荷を持っている人は、わたしのところに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげよう。わたしは心優しく、へりくだっているから、あなたがたもわたしのくびきを負って、わたしから学びなさい。そうすればたましいにやすらぎが来ます。わたしのくびきは負いやすく、わたしの荷は軽いからです」(マタイ11章28~30節)と言われます。キリストに従う歩みは、何を背負うか、優先順位はどうなのか、そのことが明確になってきます。だから、必要はものは置いてあれこれ背負わなくてすむから、荷が軽くなるのです。だから、「わたしの荷は軽い」って言われるのです。もし、今人生の荷が重いと感じているなら、それは、キリストが思っているよりも、背負い過ぎているのです。イエスは休ましてあげると言われています。キリストに従う人生は、多くのものを獲得する人生ではなく、むしろ、必要でないものと下ろしていく人生です。

人生の荷が重いと思うなら、今日立ち止まって、自分がキリストから与えられている荷が何であり、どういう優先順位なのか、思いめぐらしてみてください。本当に必要なこと以外は、すべて下ろして軽くなってここから出て行きましょう。