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コラム 牧師の書斎から

2013年11月10日 澤村信蔵師

私たちの教団は、ずっとイスラエルの為に祈っています。最近は成増教会では、礼拝の中で祈ることが少なくなってきましたが、イスラエルの為に祈ることは大切なことです。最近ある方から質問を受けたので、どうしてイスラエルのために祈ることが大切なのかその理由をいくつか記してみます。

第一の理由は、私たちは神がイスラエルを愛しているからです。「わたしの目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している。」(イザヤ43:4)私自身も大好きなお言葉です。でも、この言葉は、43:1を見ると、「今、ヤコブよ。あなたを作り出した方、主はこう仰せられる。イスラエルよ。」とイスラエルの民に向けて語られているのです。神様が、イスラエルを愛しておられるからこそ、私たちの彼らを愛するのです。

第二の理由は、イスラエルを祝福する者は、神から祝福を受けるからです。創世記12:3で、神はアブラハムに「あなたを祝福する者をわたしは祝福し、あなたをのろう者をわたしはのろう。」と約束しています。また、「エルサレムの平和のために祈れ。『おまえを愛する人々が栄えるように。』」(詩篇122:6)とも言われています。イスラエルの為に祈ることは、神の祝福を受ける近道だからです。第三の理由は、聖書の預言の成就に参加できるからです。聖書の預言が文字通り成就するのを目にするとき、神が今も人間の歴史に積極的にかかわっておられることを理解することができます。私たちの先輩たちは、まだイスラエルと言う国がない時代から目が開かれ、そして、彼らのために祈り始めました。そして祈りの結果、イスラエルが建国され、多くの人がイスラエルに戻ってきました。「その日にはもはや、『イスラエルの子らをエジプトの国から上らせた主は生きておられる』とは言わないで、ただ『イスラエルの子らを北の国や、彼らの散らされたすべての地方から上らせた主は生きておられる』と言うようになる。わたしは彼らの先祖に与えた彼らの土地に彼らを帰らせる。」(エレミヤ16:14、15)。そして、いつの日か、「こうして、イスラエルはみな救われる」(ローマ11:26)という日をも私たちはいつか目のあたりにするのです。