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コラム 牧師の書斎から

2014年2月9日 小平牧生師

私は1月に、毎年の恒例のように自分の使命文を再確認し、今年の目標を定めました。特に、今年は先週書きましたようにこの10年間の歩みの一区切りを打ちますので、時間をかけてこの時を持ちました。その作業をしている時に、ある牧師との分かち合いでこんな話を聞きました。彼の家では最近流行っている一つのフレーズがあって、それは「牧師とは?この喜ばしい仕事!」というものなのだそうです。あるセミナーのチラシに書かれていた言葉なのだそうですが、ご夫妻がともに気に入って、それ以来今では一日の仕事を終えた時に、奥様が「牧師とは?」それに対してご主人が「この喜ばしい仕事!」と応じるのがお約束になっているのだそうです。もちろん、ちゃんと笑顔で、顔を見て言うことがルールだそうですが、その時に、あらためて感謝が沸きあがってくるということでした。私自身も忙しい毎日に追われて、またいくつか重い問題をかかえてますので、そんな中で、牧師というこの喜ばしい仕事につかせていただいている感謝がいつの間にか後ろに追いやられてしまっていることがあります。彼の話を聴きながら、もう一度自分自身を振り返らされました。

考えてみれば、牧師だけではなく私たちクリスチャンが置かれている立場、与えられた務め、それはなんとすばらしいことでしょう。ダビデは「私の杯はあふれている」と言い、パウロは「神の恵みによって今の私がある」と言っています。教会も総会を前にしていますが、私たちは再度自分たちに与えられている「特権」を確認しましょう。何よりも、一人一人が「クリスチャンとは?この喜ばしい立場!」と応じることができるものでありたいですね。あるいは、「役員とは?」「教会学校教師とは?」「クリスチャンホームの子どもとは?」「掃除当番とは?」…「成増教会のメンバーとは?」と、自分自身に問いかける時に、「この喜ばしい務め!」「この喜ばしい立場!」「この喜ばしい関係!」に感動する者でありたいと願います。そう思いませんか?