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コラム 牧師の書斎から

2015年12月20日 澤村信蔵

 メリー・クリスマス!今日皆様と一緒にクリスマスをお祝いできることを心から嬉しく思います。
 イエスの母マリヤは、「主はこの卑しいはしために目を留めてくださったからです。ほんとうに、これから後、どの時代の人々も私をしあわせ者と思うでしょう。力ある方が、私に大きなことをしてくださいました。」(ルカ1:48~49)神様がこんな私に目を留めてくださって、主イエスを宿すことが出来たと大喜びし、神を賛美しました。
 クリスマス、神様は、私たちに最高のプレゼントを贈られました。神が人となってこの地上にお生まれになったという素晴らしいプレゼントです。でも、どんなにプレゼントが素晴らしくても、プレゼントは受け取ることがなければ何の価値もありません。プレゼントを本当に価値あるものにするためには、感謝してそのプレゼントを受け取らなければなりません。
 最初にそのプレゼントを受け取ったのは、マリヤです。「あなたはみごもって男の子を産みます。その方はいと高き方の子と呼ばれます」とのお言葉を受けとめて、「あなたのおことばどおり、この身になりますように」と主イエスを宿すことを受け入れたのです。感謝して受け取った時、神なるお方がその身に宿ったのです。そして、私たちにとって、あの2000年前に起きた主イエスの誕生は、かつてあった出来事ではありません。マリヤに出来た出来事は、今私たちにも起きる出来事なのです。
 私たちもただ感謝して、主イエスを信じるなら救われるという恵みのプレゼントを受け取るだけです。受け取るなら、あのマリヤに主が宿られたように、私たちの内にも同じ神が宿ってともにいてくださるという言いようもない素晴らしい出来事が起こるのです。私たちはその恵みの体験者です。だから今日も私たちは賛美をささげ、礼拝を行うのです。
 天地万物の造り主である神、全知全能である神が、この私に目を留めてくださった。何より、神がこの私の内に宿ってくださった!このクリスマス、私たちの内に宿るために、この地上に来てくださった主イエスを心から賛美し礼拝いたしましょう!