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コラム 牧師の書斎から

2016年11月13日 澤村信蔵

 先週アメリカ大統領選挙が行われ、トランプ氏が次期大統領に決定しました。過激な発言を繰り広げて選挙戦を戦っていただけに、今後同盟国であり、大国であるアメリカがどのように進んでいくのかわからないので不安も多々あります。しかし、すべての上に立つ者を立たせてくださる神に信頼し、期待して、今後を注視していくと共に、彼がいつも正しい判断をすることができるように祈っていかなければなりません。それとともに、今回驚かされたのは、事前のメディアの予想を大きく覆しての勝利であったということです。一説には、隠れトランプファンがいて、世論調査が正しく出ていなかったとも言われています。トランプ氏の過激な発言に内心はイエスと思いつつ、非常識なのでノーと周りには言っていたということなのでしょう。本当は応援したいんだけど、表立っては応援できないでいたということでしょう。まあ、表立って応援できない人を担いでいるという事は決していいことではないのですが・・・
 私たちは隠れトランプファンならぬ、隠れクリスチャンになっていないでしょうか。先日ある方の葬儀にでましたが、その方はクリスチャンであることは明言されていましたが、職場ではキリストを証しすることはされなかったとのことでした。そして、同僚の方が美徳のように語っておられました。果たしてそれでよかったのでしょうか。私たちの主であるキリストが語ってくださったことは、当時の社会においては非常識であったため、迫害を受けました。そして、今でも実際に生活に適用しようとすると非常識と思えることも多々あります。でも、主イエスが語られたことは、決して隠しておくべき恥ずかしいことではありません。むしろ、堂々と明らかにしていくべきことです。「私は福音を恥とは思いません。福音は、ユダヤ人をはじめギリシヤ人にも、信じるすべての人にとって、救いを得させる神の力です。」ロマ 1:16 今日もこの福音を伝えていきましょう。