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コラム 牧師の書斎から

2018年1月7日 澤村信蔵

先日、昨年永世七冠の称号規定すべてを達成した将棋の羽生善治棋士と囲碁で二度目の七冠となった井山裕太棋士が国民栄誉賞を贈られることが決まりました。私が個人的に将棋や囲碁を見るのが好きなので、非常に嬉しく思いますが、どんな分野であっても活躍して認められるという事は素晴らしいですね。国民栄誉賞の目的は、「広く国民に敬愛され、社会に明るい希望を与えることに顕著な業績があったものについて、その栄誉を讃えること」です。この賞は、プロ野球の巨人軍の王貞治さんが本塁打世界記録を達成した時に作られました。それまでの内閣大臣顕彰では、プロ野球選手に送ったことがないということ、また、王選手が日本国籍を有しないということも理由の一つにあったようです。どうにかして素晴らしい記録を達成した人を心から称賛しようとの理由で設置されました。将棋、囲碁どちらの分野でも初めてで素晴らしいですね。ただ、私たちにはどの分野であってもちょっと手が届かないなと思うものです。

でも、私たちには、もっと素晴らしい褒章が用意されているということをご存知ですか?「今からは、義の栄冠が私のために用意されているだけです。かの日には、正しい審判者である主が、それを私に授けてくださるのです。私だけでなく、主の現れを慕っている者には、だれにでも授けてくださるのです。」(第二テモテ4章8節)パウロのような大伝道者だけでなく、私たち一人一人が主イエスに会う事を願い日々生活しているならば、神の前で義の栄冠を頂くことができるのです。総理大臣や天皇から何かをもらう事も素晴らしいですが、神から頂くのは格別ですね。私たちはそのことを思いつつ、この一年も主の現れを慕いつつ、主とともに歩んでいきましょう。