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コラム 牧師の書斎から

2018年4月8日 澤村信蔵

先週礼拝後、樋野先生をお招きしたがんカフェが開催されました。今後も月に一度開催していく予定ですのでぜひ続けていくことが出来るように祈りまた支えてください。樋野先生が来られると言う事もあって、教会のメンバーもたくさん残ってくださって、また教会外からもご兄弟やお友達などをお誘いくださり、二十数名の方が出席してくださいました。その中で心に残ったのは、次の話です。細胞内のDNAの、それもたった一つの塩基対が加わるか抜けるかによって正常細胞ががん化します。サイズで言うと、細胞が地球の大きさだとすると、DNAは一つの国のサイズ、塩基対は、一人の人間くらいだそうです。そのたった一つの塩基対によって、細胞全体が変わってしまうのです。たった一人の人間は変わると、国が変わり、世界が変わるのです。そう思うと、私たち一人一人は、いかに大切かということがわかるでしょう。
でも、本当にそうですね。一人の価値はどれほど大きいのでしょうか。私たちが思っているよりもはるかに私たちの価値は大きいのです。一人では何にもできないと思います。でも、この世界はたった一人の人によって変わったのです。それがまさにイースターに起きた出来事です。主イエスが私たちのために十字架にかかって死んでくださった。この事実を信じ受け入れた人たちが、主イエスと同じものへと変えられていくのです。主イエスを信じ受け入れた人たちは、死にも勝利することが出来るのです。そして、この世界を変えていくのです。確かにこの世界は聖書に記されているように終わりに向けてますます荒廃し、堕落していくでしょう。しかし、私たちはその中にあって、この世界にあって神の国の拡大のために遣わされているのです。今日も神のいのちに満たされて、それぞれのところに派遣されていきましょう。