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コラム 牧師の書斎から

2018年9月23日 澤村信蔵

土曜日、成増教会で秋祭りが持たれました。今年は、地域の方々にゲストとして出演いただきました。祭りは、地域の方々に教会に足を踏み入れていただいて、教会へとつながっていただきたいとの思いで進めています。祭りに来られた方々が続いて教会に来ることが出来るようにぜひ覚えてお祈り下さい。成増教会だけでなく、日本各地でこの季節には祭りが開催されています。実は、イスラエルでも、仮庵の祭りが24日から始まります。仮庵の祭りは、イスラエルの三大祭りの一つで、エジプトをから救われて、荒野を40年間放浪したイスラエルの民を守り、すべてを備えてくださった神様の素晴らしさを覚える祭りです。敬虔なユダヤ人は、そのことを思い起こすために7日間仮の住まいに住みます。詳細については、レビ記23章34~44節にあるのでぜひ読んでみてください。仮庵の祭りは、私たちにも、多くのことを教えています。一つは、仮庵は、主イエスがこの地上に来られたことを象徴する祭りです。「ことばは人となって、私たちの間に住まわれた。」(ヨハネ1章14節)この「住まわれた」は、「仮庵となられた」ということを意味します。主イエスが私たちの間に人となって住んで下さり、私たちと神との和解をもたらしてくださったのです。私たちも神との和解、人との和解を覚えて祈りましょう。それとともに、私たちの肉体もいわば仮庵です。長くても100年程度です。私たちの本当の住まいは、天にあり、そこで私たちは永遠を過ごすのです。信仰者たちがみな「地上では旅人であり寄留者であることを告白していた」(へブル11章13節)ように、私たちもこの地上では、仮庵であることを覚え、真の住まいである天の故郷を目指して歩んでいきましょう。