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コラム 牧師の書斎から

2018年10月7日 澤村信蔵

「ふたりはひとりよりもまさっている。ふたりが労苦すれば、良い報いがあるからだ。どちらかが倒れるとき、ひとりがその仲間を起こす。倒れても起こす者のいないひとりぼっちの人はかわいそうだ。また、ふたりがいっしょに寝ると暖かいが、ひとりでは、どうして暖かくなろう。もしひとりなら、打ち負かされても、ふたりなら立ち向かえる。三つ撚りの糸は簡単には切れない。」伝道者の書4章9節〜12節
明日は結婚式がありますが、二人がともにある大切さを教えてくれるみことばです。でも実は結婚をされる二人だけでなく、私たちすべての人にとって大切な言葉です。神様は、この世界を創造された時、人がひとりでいるのは良くないと言われました。私たちは、共に生きるように神によって造られたのです。その一つの形が夫婦です。その他にも沢山の人間関係があります。教会も一つの形です。単に共に礼拝をささげるというだけでなく、神の家族として共に生きていくのです。どのような関係性であっても、大切なのは、一人ではなく誰かとともに生きることです。誰かに支えられて、支えて生きる必要があるのです。ただこの御言葉の最後は不思議な言葉が書かれています。「三つ撚りの糸は簡単に切れない」と最後の最後で二つではなく、三つになるのです。一つ数が合わないのです。それは、二人の真ん中にもう一人、主イエスを置くということです。ふたりで向き合うだけであれば、どうしても争いが生まれます。でも、主イエスが真ん中にいれば二人をつないでくれるのです。夫婦を始め全ての人間関係の間に主イエスを置くのです。そうすると、簡単には切れることはないのです