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コラム 牧師の書斎から

2019年4月14日 澤村信蔵

「わたしは、よみがえりです。いのちです。わたしを信じる者は、死んでも生きるのです。 また、生きていてわたしを信じる者は、決して死ぬことがありません。このことを信じますか。」(ヨハネ11章25~26節)
 来週はイースター、イエス様が十字架にかかられ、よみがえられたことをお祝いする日が間近に迫ってきました。先週もそのことを思いめぐらしながら過ごしていたのですが、二つの出来事がありました。一つは、ある兄弟の記念会です。いわゆる13回忌に当たる年になりますが、病の中で戦いながら、主の復活と自らのよみがえることを望みつつ天に帰られたその生涯を振り返りつつ、主をあがめる時を持ちました。そして、もう一つは、ある姉妹の死です。熱田姉が11日天に帰っていきました。彼女も壮絶な生涯を送りました。彼女自身は自分の半生を隠すことがなかったので、自分がどんな深い悩みの中、罪の中にあるところから救われたかその証を聞かれた方も多いと思います。晩年は、いろいろあって教会に出入りすることを禁じました。それでも、イエス様を愛して、成増教会を愛していました。そして、いつも夢を語っていました。本を書いて、映画化して、有名になってお金持ちになったら、大きな教会を建てるんだと。まさに夢ですが、でも、その思いは純粋でした。この世の中には、自分と同じようにイエス様を必要としている人がいる。自分がイエス様に出会って救われたのだから、今度は自分がイエス様のための証人になりたいそのことがいつも中心にありました。それは私たちも同じではないでしょうか。イエス様によってどこから救われたのか、そのことを覚えつつ、私をも救ってくださった主を今週も証ししていきましょう。