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コラム 牧師の書斎から

2019年7月28日 澤村信蔵

「しかし、これらのことが書かれたのは、イエスが神の子キリストであることを、あなたがたが信じるため、また、あなたがたが信じて、イエスの御名によっていのちを得るためである。」(ヨハネ20章31節)
 月に一度、聖書を学ぶ会を土曜日に行っています。今年からは、新約聖書を1書ずつ何が書いてあるのか読んでいます。昨日は、4回目で、ヨハネの福音書でした。ヨハネの福音書には、7つのしるし(奇跡)が記されています。しるしとは、イエスが神の子であることを示すものです。カナの婚礼では、水をぶどう酒に変えると言う質を支配されるお方であることを示しています。役人の子どもの癒しでは、場所、空間をも超越される方、38年間病人であったの人の癒しでは、時間を超越される方、5千人の給食では、量を支配されるお方、湖の上を歩いたのは、自然法則をも超越されるお方、生まれつき盲目の人の癒しでは、生まれもった不幸をも超越されるお方、ラザロのよみがえりでは、死をも支配されるお方であることがわかります。質も量も時間も空間も支配し、自然法則をも超越し、生まれもった不幸をも乗り越え、最終的には死でさえも支配されるお方が、私たちの主、神の子キリストなのです。すごいですね。すべてを支配し、超越されるイエス・キリストが私たちの神なのです。そして、このお方が、私たちと個人的に交わりを持ってくださる。このお方を信じる人すべてが、いのちを得ることが出来る。ヨハネはそのことを感動をもって伝えたくてこの福音書を書いたのです。私たちもこの福音を伝える者とさせていただきましょう。