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コラム 牧師の書斎から

2020年3月1日 澤村信蔵

「わたしはあなたがたに平安を残します。わたしの平安を与えます。わたしは、世が与えるのと同じようには与えません。あなたがたは心を騒がせてはなりません。ひるんではなりません。」ヨハネ14章27節
今新型コロナウィルス感染症で皆が浮足立っています。アルコールなど除菌とつくものや、マスクも入手が出来なくなって久しいです。そればかりか、本来は十分あるはずのトイレットペーパーなどまで入手困難になりつつあります。
安倍首相の全学休校の情報発信が大きな影響を与えていることは事実ですが、それにしても、皆が不安や恐れを抱えすぎている感じがします。ただ、実際恐れる原因はいっぱいあります。目に見えないこと、感染状況が詳しくわからないこと、無症状の人でも感染するので誰が感染源かわからないこと、抑え込むことに成功した国が今はないこと、効き目のある薬がないことなどです。まあ一言でいれば得体が知れないということしょうか。そして、恐れが恐れを引き起こしているようにも思います。
突き詰めていくとその恐れは、死への恐れです。自分が感染したら死んでしまうかもしれないという恐れです。だから、クリスチャンは恐れる必要がないから何の対策も必要ないとは思いません。実際、今日は、緊急ですが愛餐会も聖餐式も中止することにしました。皆さんにはぜひ手洗いやマスクの着用などもお願いしますし、体調が悪い方などは自宅で礼拝を守るようにしていただきたいと思います。でも、恐れすぎる必要はありません。私たちには主がおられるからです。多くの人はこの答えを持っていません。そして恐れを抱いています。こういう時代だからこそ、この世にはない主イエスの平安を伝えていきましょう。