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コラム 牧師の書斎から

2020年5月31日 澤村信蔵

 今日は、ペンテコステです。昨年のイースター、ペンテコステも特別な思いがありました。イースターの日、榎戸兄が洗礼を受け、ペンテコステの日に、神の許へと召されました。最後の時を信仰者として過ごした兄弟の歩みを覚えつついろいろと考えさせられました。今年のイースターは、私の生涯の中で初めてともに祝うことができないイースターでした。しかも、牧師として、礼拝に来ないようにと言わないといけない日が来るとは思いもしませんでした。それから、今日このペンテコステの日に、皆さんに礼拝に来ていただけるようにやっと言うことができるようになりました。まだコロナ禍が終わったわけではないので、最大限の警戒を払いつつですが、今日ともに礼拝を守ることができることを嬉しく思っています。それとともに、まだいろんな事情の中でくることが許されない方々がおられることを覚えます。なんの心配もなく、ともに主を礼拝できる日が一日も早く来るようにと願いつつ祈っていきましょう。
 でも、この7週間、私たちが教えられたのは待つことの大切さです。弟子たちも、ペンテコステの日が来るまで、待つということを教えられました。いつ来るかわからない日を待つことの難しさを覚えます。でも私たちが知っておかなければならないことは、必ずその日は来るということです。明けない夜はないのです。今の問題の解決も主が与えてくださることを信じて希望を失わず主を待ち続けましょう。そして、主のおいでも必ず来ます。「『しかり、わたしはすぐに来る。』アーメン。主イエスよ。来てください。」(黙示録22章20節)必ず来られる主を待ち望みましょう。