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コラム 牧師の書斎から

2020年7月19日 澤村信蔵

主の前に静まり耐え忍んで主を待て」詩篇37篇7節
 今週、一枚のハガキがきました。それは、私の祈りの答えでもありました。5月末ごろ娘の自転車が家から盗まれました。まず神様に自転車が帰ってくるようにと祈り、盗難届を警察に届けてしばらく自転車が帰ってくることを待ちました。でも、一向にその気配がなく、6月末ごろになり、娘の誕生日も近いということで、誕生祝として自転車を購入しました。そして、娘の誕生日がわずか数日になった時に、ハガキが着いたのです。成増駅で自転車が撤去されて見つかったのです。見つかって感謝はしたのですが、手放しでは喜べませんでした。遅すぎたからです。そして、よくハガキを見てみたら、6月1日に撤去されて、7月13日に連絡が来たことが分かったのです。受け取り期日も今月末でした。その日時に気づいた時、つい役所に電話をかけてしまいました。なんで一か月以上もたってから連絡がくるのかと。言っても仕方がないのですが、でも、今度からの人のためにもぜひ早く処理が進むようにしてほしいと伝えました。でも、電話を終えたあと、神の前に出る中で、一つのことを示されたのです。「あなたは、わたしに祈ったけれど、本当にそうなると信じていたか。」と。神様はちゃんと娘の誕生日の前に自転車を見つけてくださったのです。でも、私がそのことを待つことが出来なかったのです。そして、待てないどころか遅すぎると怒りをぶつけてしまったのです。神は、私たちの祈りに応え、いつも恵みと祝福を与えてくださいます。その恵みと祝福を受けとる時まで主の前に静まって待つ者とさせていただきましょう。