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コラム 牧師の書斎から

2020年9月6日 澤村信蔵

「兄弟たち。私は、自分がすでに捕らえたなどと考えてはいません。ただ一つのこと、すなわち、うしろのものを忘れ、前のものに向かって身を伸ばし、キリスト・イエスにあって神が上に召してくださるという、その賞をいただくために、目標を目指して走っているのです。」(ピリピ3:13~14)
 私たちは人生において成功したしたいと思いますよね。ここには、パウロの人生の秘訣が記されています。パウロの姿を見習っていきましょう。一つ目は、謙遜です。パウロは様々なことを成し遂げたにも関わらず、決して自慢せず、謙遜な心を持っていました。実際、聖書の中でも、実生活の中にあっても、高ぶって失敗した人は沢山います。私たちは、成就したことが大きくても小さくても自慢せず、ただ謙遜な心で、神様の召しに従って前進していきましょう。二つ目は、過去を忘れることです。パウロは、過去にイエス様を信じる人々を迫害していた経験があるため、苦しかったはずです。パウロの敵にもどれほど言われたかわかりません。でも、うしろのものを忘れたのです。それは、イエス様の十字架による赦しの力の偉大さを信じるからです。私たちもうしろのものではなく、神の偉大なみわざを信じていきましょう。三つ目は、目標に全力投球だということです。前のものを必死で獲得しようと身を伸ばすのです。でも、それは自分の力で成し遂げるのではありません。神様が自分を上に召してくださる、このことを信じるからです。私たちの神様は、私たちを必ず上に召してくださいます。私たちが夢とビジョンを持って、目標を目指して全力投球する時、必ず神様が祝福して下さいます。