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コラム 牧師の書斎から

2020年9月27日 澤村信蔵

「平和の神ご自身が、あなたがたを完全に聖なるものとしてくださいますように。あなたがたの霊、たましい、からだのすべてが、私たちの主イエス・キリストの来臨のときに、責められるところのないものとして保たれていますように。あなたがたを召された方は真実ですから、そのようにしてくださいます。」Ⅰテサロニケ5章23~24節
 昨日、第一テサロニケの学びをしました。テサロニケ教会は、パウロが開拓した教会ですが、わずか3週間しかとどまることが出来ませんでした。それはユダヤ人の迫害が強く、逃げるように去るしかなかったからです。そして、パウロが去った後も多くの迫害はありましたが、その中で素晴らしい信仰の歩みをしていたのがテサロニケの教会です。教会を励ますため、また再臨信仰への理解をさらに深めるためにパウロは手紙を書きました。最後に「平和の神ご自身が、あなたがたを完全に聖なるものとしてくださいますように。」(23)と語っています。パウロには一つの確信がありました。それは、神様の真実さです。神様はテサロニケ教会にイエス様を信じる信仰をお与えになった。ならば、どんなに教会が嵐の中を通ることになっても、神様はその教会を見捨てることはない。どんなことがあっても教会を守ってくださり、そこに集まる人たちの信仰を完成させてくださる。私たちも、同じ神様の真実な約束によって守られています。「あなたがたを召された方は真実ですから、そのようにしてくださいます。」(24節)私たちの努力や我慢が聖なる者とするのではありません。ただ、神があなたを聖なる者としてくださるのです。