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コラム 牧師の書斎から

2021年4月11日 澤村信蔵

 「しかし、私たちの国籍は天にあります。そこから主イエス・キリストが救い主として来られるのを、私たちは待ち望んでいます。キリストは、万物をご自分に従わせることさえできる御力によって、私たちの卑しいからだを、ご自分の栄光に輝くからだと同じ姿に変えてくださいます。」(ピリピ3章20~21節)

 ここには、私たちの完成の姿が描かれています。私たちが救われて天に国籍を持つ者とされているならば、天国に行くことが出来るのです。これはどんなことがあってもです。先週、イースター・召天者記念礼拝で、先に召された方々のことを思い起こしましたが、この地上で、生涯を終えて、神のもとへと帰って行きました。彼らの行いではなくて、信仰によって、神のもとへ行ったと断言できるのです。そして、彼らは、いつの日かよみがえります。そして、同じよみがえりのいのちが、私たちにも及びます。イエス・キリストはよみがえりの力を持って私たちを栄光の姿に変えて下さるのです。それは肉体だけではなく心にも及びます。私たちはすべてがイエス様のようになるのです。確かに今は、不完全な者です。失敗をしてしまったり弱さがあったり元気を失ってしまうことがあります。でも、最後には、イエス様が私たちを完全に変えてくださるのです。こんなにすばらしい約束が私たちには与えられています。これは間違いない事実です。今はコロナ禍にあって皆が厳しい状況にあります。でも、私たちが、この約束を信じる時に、希望があふれてくるのです。この地上で何があっても、喜んで生きていくことが出来るのです。