ここからコンテンツ

コラム 牧師の書斎から

2021年11月14日 澤村信蔵

 「その大能のみわざのゆえに/神をほめたたえよ。その比類なき偉大さにふさわしく/神をほめたたえよ。」詩篇150篇2節

祈祷会で詩篇150篇が終わりました。最後の150篇は、詩篇全体の頌栄ともいえる詩です。私たちがどう神をほめたたえるのか、様々なことが書かれています。この2節には神をほめたたえる理由が書かれています。一つは神の大能のみわざ、神様が私たちにしてくださったことのゆえに神を賛美します。私たちにとって最も偉大なみわざは、十字架のみわざです。イエス様の十字架を通して私たちの罪一切を赦し、救ってくださるのです。これは神の一方的な恵みでしかなく、ただ感謝しかなく、神を賛美するのです。もう一つは、神が神であるゆえです。神様は比べることが出来ないほど偉大なお方です。旧約聖書の裁きの出来事は、私たちを戸惑わせます。でも、神にとっては、罪は裁くのが当たり前、それほど義なるお方なのです。皆さんは自分の罪が、十字架にかかるほどのものだという認識はありますか?もし、あなたが自分のしたことの故に十字架につかされるとしたらどう思いますか?そこまでは悪くないと思うかも知れませんが、神は私たちの想像以上に完全なる義なるお方なのです。でも、同時に愛なるお方でもあります。あなたをこのさばきから逃れさせるためにひとり子を惜しみなく与えてくださる愛なるお方です。私たちの神は、まさに義においても愛においても、すべてにおいて完全なお方なのです。だから、神が神であるからこそ、私たちは神をほめたたえるのです。今日もこの礼拝において神を心からほめたたえましょう。