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コラム 牧師の書斎から

2022年11月27日 澤村信蔵

「すべての人を照らすそのまことの光が、世に来ようとしていた。この方はもとから世におられ、世はこの方によって造られたのに、世はこの方を知らなかった。」(ヨハネ1章9~10節)

 今日から、アドベントです。1週間前は、大掃除をし、昨日は飾り付けをして、クリスマスに備えました。11月30日に一番近い日曜日から12月24日までを「アドベント」と呼んで、クリスマスを待ち望む期間を過ごします。日本語では「待降節」と呼びます。この「アドベント」と似た言葉があります。それは、冒険を意味する「アドベンチャー」という言葉です。この二つの言葉は同じ語源というよりもまさに同じ言葉です。  アドベントは、「クリスマスを待ち望む期間」ですが、実は「アドベント」そのものには「待つ」という意味はありません。本来の意味は「到来」という意味です。そして、「アドベンチャー」というのは「新しい体験がやってくる」、次々と何かが起こるという、わくわくするようなことです。そう考えてみると、このアドベントの過ごし方、心構えも変わりますね。暗闇の中にある私たちのもとへ、希望の光がやってきて全ての人を明るく照らす驚くべき出来事が起こったのがクリスマスです。これは一人ひとりにとって、今まで体験したことのない新しい人生が始まるアドベンチャーでもあるのです。私たちはわくわくしてクリスマスを待ち望みましょう。そして、一人で多くの方が、この素晴らしい「アドベンチャー」を体験していただくように、イエス様を伝えていきましょう。