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コラム 牧師の書斎から

2023年4月23日 澤村信蔵

 さて、使徒たちの手により、多くのしるしと不思議が人々の間で行われた。皆は心を一つにしてソロモンの回廊にいた。ほかの人たちはだれもあえて彼らの仲間に加わろうとはしなかったが、民は彼らを尊敬していた。そして、主を信じる者たちはますます増え、男も女も大勢になった。使徒5章12~14節

 初代教会は著しい大発展をしていきました。その秘訣を私たちも知りたいですね。一つは、使徒4章29-30節で彼らが祈った祈りの結果です。迫害の中に遭った時、彼らが祈ったのは、もう二度と迫害に遭わないようにではなく、その中でも大胆に語り、神のわざを行わせて欲しいと祈りました。その通りにどんなときにも大胆にみことばを語ったからこそ神の素晴らしい奇跡があったからです。と同時に、「皆心を一つにして」とあるように、いつも祈りの一致がそこにあったのです。教会が分かれていては力が出ません。イエス様という旗印のもとに皆が集まって祈っていたのです。初代教会が世間からの尊敬を集め、次から次へと主を信じる人たちが増えていった背景には、こうした多くのしるしと不思議なわざに表された祈りと愛の行いが、また、一つ心になって集まり、祈っていたというクリスチャンの生活があったからだったのです。昨日は、春祭りでしたが、その一端を私たちも体験出来たんじゃないでしょうか?ともに集まり、ともに祈り、ともに福音を伝えていく。そのことを少しですが体験しました。これからも、私たちはそのことを続けていきましょう。この初代教会を見習っていきましょう。