コラム 牧師の書斎から
2023年5月14日 澤村信蔵
「何事も利己的な思いや虚栄からするのではなく、へりくだって、互いに人を自分よりすぐれた者と思いなさい。それぞれ、自分のことだけでなく、ほかの人のことも顧みなさい。キリスト・イエスのうちにあるこの思いを、あなたがたの間でも抱きなさい。」（ピリピ2：3～5）
先週、韓国の宣教セミナーへ行ってきました。毎年のようにラブ・ソナタという集会が開催されているのですが、その実行委員の先生方が40人ほど集いました。私も2017年に参加しました。多くの学びをすることが出来たので、また紹介したいと思っています。その中で、次世代にどのように伝えていくかというセッションでありました。大人は、次世代の人を愛しているけれども、その愛情が伝わっていない。それはまさにストーカーと同じで、愛が伝わらなければ意味がない。私たちは、何とか世代が違う人、考え方が違う人を理解しようとするが、それは無駄な行為で、どうやっても理解は出来ないことがある。だから、理解しようとすることを止めて、認めなさいと。これは、本当に大切な真理だと思わされました。年代だけでなく、自分と違う人ばかりですね。その差を埋めようと理解しようとします。今、LGBTQ法案が提出されていますが、性自認や性的嗜好などすべてを理解するのは不可能です。でも、認め合うことは出来ます。ありのままを尊重し、相手を愛していく。まさに、それはイエス様のお姿です。私たちは、どんな違いがあっても、互いを認めあい、すぐれた者と思う者とさせていただきましょう。