コラム 牧師の書斎から
2023年6月11日 澤村信蔵
御霊を消してはいけません。（Ⅰテサロニケ5章19節）
皆さんは、スイッチを入れても電気がつかないということを経験したことがありますか？停電でもなく、機械の故障でもないのにです。多分経験あると思うのですが、それは電源のコードを差し込んでいない時です。元からの供給はストップしていないんですが、こちらでつないでいないとつかないのです。
これは霊的な面においても同じですね。私たちは、神様としっかりとつながっていなければ、神から力をいただくことは出来ません。「私たちの福音は、ことばだけでなく、力と聖霊と強い確信を伴って、あなたがたの間に届いたからです。」（Ⅰテサロニケ1：5）とあるように、神様は、福音を力と聖霊と強い確信を伴って私たちに届けてくださいました。福音を受け入れ、イエス様を信じると、私たちすべてに聖霊が与えられ、この力が私たちのうちに働くのです。聖霊の力は、私たちのうちに働いて品性を養います。愛、喜び、平安、寛容、親切、善意、誠実、柔和、自制などの御霊の実（ガラテヤ5:22~23）を結びます。また、福音を伝えていく力を与えます。全世界にイエス様の証人として出て行くことができるのです（使徒1：8）。でも、同時に、パウロは、御霊を消してしまう可能性があるから注意するようにと語っています。それはどんな時でしょう。例えば神様の臨在を意識しなかったり、聖霊が罪を指摘しても無視をしたりしていると、神様との距離が離れて行ってしまいます。そして、聖霊の力を感じられなかったり制限してしまったりするのです。神様としっかりつながりましょう。そして、御霊の素晴らしい力を今日も体験していきましょう。