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コラム 牧師の書斎から

2023年8月6日 澤村信蔵

主がアモリ人をイスラエルの子らに渡されたその日、ヨシュアは主に語り、イスラエルの見ている前で言った。「太陽よ、ギブオンの上で動くな。月よ、アヤロンの谷で。」民がその敵に復讐するまで、太陽は動かず、月はとどまった。これは『ヤシャルの書』に確かに記されている。太陽は天の中間にとどまって、まる一日ほど、急いで沈むことはなかった。主が人の声を聞き入れられたこのような日は、前にも後にもなかった。主がイスラエルのために戦われたからである。(ヨシュア記10章12〜14節)

 聖書の中には、すごい出来事が書いています。この日、太陽が一日動かなかったのです。太陽が動かないということは、地球の自転が止まったのでしょうか。ともかく、通常の物理現象では考えられないような出来事が起きたのです。考えられないほどのすごい奇跡ですが、もっとすごいことはこれがヨシュアの言葉によって起きたということです。「主が人の声を聞き入れられたこのような日は、前にも後にもなかった。」(14節)とあります。神様はイスラエルに勝利を得させるためにこのことをなされたのですが、そのきっかけは、ヨシュアの信仰、ヨシュアの願いです。ヨシュアがどんなときにも神様に従い通した時に、神様もヨシュアの不可能とも思える願いも聞いてくださったのです。私たちは、あまりにも常識にとらわれすぎてはいないでしょうか。どんな奇跡に思うことであっても、神には不可能なことはないのです。今日もう一度そのことを信じましょう。私たちは、この全能なる神様を信じていきましょう。