ここからコンテンツ

コラム 牧師の書斎から

2023年9月3日 澤村信蔵

したがって、神に関わる事柄について、あわれみ深い、忠実な大祭司となるために、イエスはすべての点で兄弟たちと同じようにならなければなりませんでした。それで民の罪の宥めがなされたのです。イエスは、自ら試みを受けて苦しまれたからこそ、試みられている者たちを助けることができるのです。(ヘブル2章17~18節)

 今試練の中にある方もおられるかもしれません。特に、先の見えない戦いはつらいですね。そのような方に、どう励ましのことばを送ればいいのか戸惑ってしまうこともあります。特に私自身通ったことがない試練の場合には、理解したくても、理解できないからです。でも、イエス様は違います。イエス様は、私たちと同じようになるために、この地上に人として来てくださいました。そして、多くの試みを受けられました。イエス様が受けた試みは、沢山ありますね。自分の家族や、頼りとしていた弟子たちから裏切られ、見捨てられました。また、自分を持ち上げていた会衆からは、十字架につけろという大合唱まで浴びせられるのです。また、自分を何とか殺そうとする律法学者たちの悪意にもさらされました。40日40夜も食べることがない時を過ごされました。十字架の上で、極みまで肉体の痛みを通られました。最後には、父なる神から見捨てられるというところまで通られました。私たちが通るすべての試みを受けて苦しまれたのです。だから、今試みあっている人を助けることが出来るのです。だから今日もこの主に助けを求めましょう。主は必ずあなたを助けてくださいます。