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コラム 牧師の書斎から

2023年11月5日 澤村信蔵

 神は人をご自身のかたちとして創造された。神のかたちとして人を創造し、男と女に彼らを創造された。神は彼らを祝福された。神は彼らに仰せられた。「生めよ。増えよ。地に満ちよ。地を従えよ。海の魚、空の鳥、地の上を這うすべての生き物を支配せよ。」(創世記1章27~28節)

 神様は、私たち人間を特別なものとして創られました。2章を見ると、人間だけは言葉だけではなく、地の塵で形造り、いのちの息を吹き込まれました。でも、実はこの1章にも沢山の特別なことが書かれています。第一に、われわれの似姿にと・・神に似る者をして造られました。第二に、この世界を支配する存在として、特別な使命を与えられて造られました。そして、第三に、神は造られた人に語りかけ、その目的と使命を分かち合ってくださったのです。他の被造物は、神をあがめるために、神との交わりを必要としません。存在そのものが神に栄光を帰すことになります。でも、人は生まれたままの状態ではなく、神のことばを聞き、理解し、それを生活に適用して生きる必要あったのです。これは、罪を犯す前ですから、罪の結果そうなったのではありません。人は、必ず神とコミュニケーションを取り、神のことばを聞くことによってしか、神の栄光を帰することが出来ないのです。私たち人間だけは、神の助けが造られた時から神との交わり、神のことばが造られた本来の自分として生きていくために必要なのです。今日もこの主と交わり、神の言葉を頂いて、神に栄光を帰しましょう。