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コラム 牧師の書斎から

2023年11月19日 澤村信蔵

 サウルは、サムエルがいることになっている例祭まで、七日間待ったが、サムエルはギルガルに来なかった。それで、兵たちはサウルから離れて散って行こうとした。サウルは、「全焼のささげ物と交わりのいけにえを私のところに持って来なさい」と言った。そして全焼のささげ物を献げた。彼が全焼のささげ物を献げ終えたとき、なんと、サムエルが来た。 (1サムエル記13章8~10節)

 昨日は、聖書を学ぶ会で、Ⅰサムエル記を学びました。祈りの人であったサムエルと、神様だけに従おうとしたダビデの姿とともに、途中で神様から離れてしまった最初の王サウルの姿も見ました。彼の最初のつまづきは、13章にありますが、ぺリシテとの戦いを前にして、サムエルとの約束、神の約束を守れなかったことです。「私より先にギルガルに下って行きなさい。私も全焼のささげ物と交わりのいけにえを献げるために、あなたのところへ下って行きます。私があなたのところに着くまで、そこで七日間待たなければなりません。それからあなたがなすべきことを教えます。」(10:8)とサムエルは語っていたように7日間待ったのです。でも7日間という時が終わるまであとちょっとを待つことが出来なかったのです。あとほんの数十分約束、神の時を待てばよかったのです。それが待てずに自分でいけにえをささげてしまったのです。私たちはどうでしょうか?神の約束の時を期待して待ち続けることができるでしょうか?「もし遅くなっても、それを待て。必ず来る。遅れることはない。」(ハバクク2:3)必ず来るのですから、神の時を期待して待ち続けましょう。