コラム 牧師の書斎から
2023年12月3日 澤村信蔵
ですから、あなたがたは心を引き締め、身を慎み、イエス・キリストが現れるときに与えられる恵みを、ひたすら待ち望みなさい。（Ⅰペテロ1章13節）
「12月25日から数えて4週前の日曜日から、12月24日まで」がアドベント期間です。つまり今日からアドベントです。ラテン語では到着とか、到来という意味です。救い主がいらっしゃることを待ち望んでいた旧約聖書の時代をなぞります。我が家では、今年もアドベント・カレンダーを用意して、1日、1日クリスマスまであと何日と楽しみに待ち望んでいます。「もういくつ寝るとお正月」なんて歌もありますが、正月を楽しみに待つあの気分ですね。それとともに、主が来られるのは、一度きりではありません。私たちは、主が再び世に来られる再臨をも待ち望むのです。クリスマスの日があと何日と指折り数えて待ち望むと同じ心をもって主が再び来られる再臨の日を待ち望むのです。そういう意味では、クリスチャンにとっては、毎日がアドベントであるのかも知れません。でも、そのためには、備えが必要です。一つは、いつ主が来てくださっても、主の前に立てるという備えです。主が来られるということを本気で信じて待ち望むからこそ、今日も主の前を歩むのです。そして、もう一つは、主がいつ来られるかわからないからこそ、福音宣教に励むのです。その時になって愛する人に伝えていなかったと慌てないように、いつ主が来られるかわからないからこそ、今主をお伝えするのです。主のおいでを心から待ち望んで今日も過ごしましょう。