ここからコンテンツ

コラム 牧師の書斎から

2024年2月11日 澤村信蔵

イエスは彼らに言われた。「どうして怖がるのですか。まだ信仰がないのですか。」彼らは非常に恐れて、互いに言った。「風や湖までが言うことを聞くとは、いったいこの方はどなたなのだろうか。」マルコの福音書4章40~41節

皆さんは、今日恐れていることはありますか?この時、弟子たちは目の前の風や嵐を恐れました。確かに怖いです。でも、本当に恐れていることは風や荒らしではありません。彼らが恐れていたのは、自分が死ぬことです。死んだらどうなるのか分からないから恐れるのです。でも、もし、そこが解決されていたら死でさえも恐れなくて良いのです。死んでも私たちは、イエス様のもとへ行くことができるのです。そのことを知れば恐れは吹っ飛ぶのです。例えば人生の岐路に立った時どちらに進めば自分の人生はうまくいくのかと私たちは悩みます。もし、間違った方向へ行ってしまうと思うと不安になりますね。しかも、その道に進んでみないと正解かどうかも分からないからです。実は、実際にその道に進んでも正解か分からないのです。なぜなら私たちは一つしか選べないからです。どうなるかわからないと私たちは不安になり、恐れを抱きます。でも、人生で何を選んでもそこにイエス様がおられることを知ると平安がやってくるのです。どちらを選んでも主はそこにおられるのです。だから私たちは本当は恐れなくて良いのです。嵐の中にも、また、たとえ死んでも主がそこにおられるなら、私たちは何を恐れる必要があるのでしょうか。「どうして怖がるのですか」との主のことばを今日聞きましょう。