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コラム 牧師の書斎から

2024年3月17日 澤村信蔵

みことばを行う人になりなさい。自分を欺いて、ただ聞くだけの者となってはいけません。(ヤコブ1章22節)

 昨日は、聖書を学ぶ会で、Ⅱ列王記を読みました。列王記の後半は、北イスラエル王奥がアッシリアによって滅ぼされること、そして、最後には、南ユダ王国が、バビロンによって捕囚されていく出来事が記されています。何度神様のことばに従うようにと言われても、王たちが神の目に悪であることを行い続けた結果です。でも、南ユダ王国が、北イスラエル王国よりも長く存続できたのは、神のあわれみですが、同時に、その中でウジヤやヒゼキヤなど主の目にかなう王がいたからです。その一人ヨシヤは、律法を本気で実践した人でした。神を恐れていたヨシヤは主の宮の修繕をしました。その最中に、律法の書が見つかったのです。律法の書を読んだ時、ヨシヤは、律法に聞き従っていないことに気づき、衣を引き裂いてすぐに悔い改めました。また、主の目にかなわないものをことごとく取り除きました。それは、神具、祭司、偶像、神殿男娼の家などありとあらゆるものでした。逆に言うと、それくらいいろんなところに入り込んでいたのです。そして、もう一度律法の書に従うとの契約の更新をしたのです。この姿は本当にすばらしいですね。私たちはどうでしょうか?今も私たちはいつでも自由に神のことばを読むことが出来ます。でも、そのことばを実践していますか?その言葉に本気で向き合っていますか?私たちも従おうとするなら、いろんな取り除くべきものがあるのかも知れません。それでも、ヨシヤのように、神のことばを行うものとなりましょう。