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コラム 牧師の書斎から

2008年10月12日 小平牧生師

毎月一回成増教会に行くのならば、今日みたいな日に成増に行きたいものです。なぜかって。その理由は阪神タイガースです。西宮の教会はタイガース応援ツアーが恒例行事で、どんな集まりや奉仕よりも早くその募集が埋まってしまうような教会です。そのタイガースが、大差をつけていたジャイアンツにひっくり返されて敗れました。新聞によると「奇跡的敗北」だそうです。そんなわけですから、今朝はどんな顔をしてみんなを迎え、どんな言葉をもって語り出したらいいのかと悩みます。

しかしいつも思うことですが、スポーツは私たちの人生に多くのヒントを与えてくれます。たとえば今年のタイガースを通しては、長いシーズンの間には良い時も悪い時もあることをあらためて痛感しました。私たちの人生も同じですね。また、戦いながら同時に若い選手を育てなければならないということです。

既成の力に頼っていては最後は勝てません。その点、今年のジャイアンツには新しい力が出てきました。教会もそうありたいものです。

さらに、最後の頃のタイガースは追い上げてくるジャイアンツを意識しすぎたのではないだろうかと感じました。他人に対して意識過剰になってはならないですね。自分の人生を生きることです。そして、これは少し皮肉に聞こえるかもしれませんが、人生ではあり得ないことを二度も繰り返して経験することがあるということです。タイガースの金本選手は広島カープの選手だった時に、当時の長島巨人に同じように「メークドラマ」された経験があります。彼ほどその経験を教訓としていた選手はいませんでした。ところが現実にそういうことが起こるのです。人生はおもしろいと言ってしまえばそれまでですが、彼にとっては辛い経験ですね。最後に別のチームのことですが、不振にあえいでいたオリックスは監督が変わってすっかり変わりました。他のものは何も変わらないのにです。あなたもイエスキリストを人生の主に迎えれば、人生がすっかり変わりますよ。