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コラム 牧師の書斎から

2009年5月24日 小平牧生師

新型インフルエンザのために、東京でも店頭からマスクが消えてしまいましたね。その状況が海外でニュースになり、今回のインフルエンザを「ジャパン・インフルエンザ」と報道するメディアもあるとか。マスクを必要以上に買い込んで家に溜めている人々がいるのでしょうか。私自身が経験したところでは阪神大震災の時にも同じようなことがありました。物がいくらあっても安心できないことや、個人レベルの回復は回復ではないことはよく学んだはずなのに、私たちにある本質的な不安感がこういう時には表れます。お互いに分かち合いましょう。神様は必要を与えられます。マスクを二枚持っている人は、一枚を持っていない人に差し上げましょう。

さて、教会にとっても、このような経験は私たちのあるべき姿を考えさせるよい機会です。今回の新型インフルエンザは「鳥インフルエンザ」とは異なり「弱毒性」であることがわかりましたが、もっと毒性と感染力が強い疫病が流行した時には私たちはどのようにすればいいのでしょうか。クリスチャン新聞によると、今回の場合メキシコでは政府が公の集会を禁止したために、礼拝堂に集まることはできなくなりました。そのためにカソリック教会や大きな教会ではミサや礼拝が中止になりましたが、小さな集まりではいつも通り礼拝をささげているようです。礼拝堂に集うことを妨げる状態はあっても、礼拝をささげることを妨げるものはありません。パンデミックの場合だけではなく、クリスチャンに対する弾圧やテロが突然起こったとしても、礼拝堂がなかった初代教会のように家庭や小さな集まりでともに主を礼拝しましょう。今回の場合は礼拝堂に集まることに対して特別に不安を覚える必要はないと思いますが、持病をお持ちの方や妊娠しておられる方は充分にご注意下さい。何よりもお互いの健康のために祈りましょう。