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コラム 牧師の書斎から

2014年8月10日 澤村信蔵師

 先週、恵みシャレー軽井沢で青年全国大会が持たれました。実行委員長ということで、3年前から準備をし、当日を迎えました。妻の出産も控え、もしお産が始まったらどうしようと思っていましたが、無事守られました。お祈りを感謝します。大会では、大嶋重徳KGK主事を通して、恵みの御言葉が取り次がれ、青年たちが罪を示され、悔い改めて、また立ち上がって主と共に歩むその場に立ち会うことができました。でも、何事もそうですが思い通りには行きませんね。3日目の夜の集会において、メッセージの締めくくりが語られようとしていたその時、停電が起きました。そして、マイクも使えなくなりました。地声で話していただいて、賛美をしているうちに電気が復旧しました。雰囲気も回復して、いよいよ最後の招きという時に、また停電が起きました。1度目は驚きだけでしたが、2度目は「なんでなんですか?神様って」思いました。何年もかけてこの時のために準備してきたのに・・素晴らしいメッセージが語られ、青年たちが今まさに立ち上がろうとしているのに・・どうしてですか?って思いました。今までの苦労が水のあわになったかのようにふと感じました。でも、すぐに祈りのうちに教えられました。これも神様の御手の中にあることだと。この天候はまさに神様がされたことだ。神様がここを通されたんだ。この暗やみの中、静まりの中、何もない失敗だと思うようなこの瞬間にあっても、神様はともにいてくださるのだと。すべてのものが整えられて、うまく行っている時だけに神様がいるのではなく、どうしてこんなことが起こるのですかと思うこの瞬間にこそ、神様はおられるのだと。そして、祈りながらいるとなんと多くの青年が、手を挙げて自分が神様にあって生きていくそのこと決心している姿が見えたのです。「やっぱり神様ってすごい」って心からそう思いました。私たちの人生も同じかも知れません。どれだけ祈っても、どれだけ準備していても、神様の素晴らしい働きのためであっても、思いもかけないような失敗や、躓きはあるのです。でも、その失敗や躓きがあってもなお共にいて、すべてのことを益にしてくださる神様がおられるのです。