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コラム 牧師の書斎から

2018年5月20日 澤村信蔵

ペンテコステおめでとうございます。今日は、ペンテコステ(日本語の直訳は、五旬節、聖霊降誕日とも言う)です。イエス様は、過ぎ越しの祭りの時、金曜日に十字架にかかり、葬られました。そして、日曜日の朝、復活されました。その日、墓にやってきたマグダラのマリヤなどの女性たち、そして、集まっていた弟子たちにお会いしました。その後40日の間、多くの人に姿を現して、エルサレムで天に昇って行かれました。(昇天)天に昇って行かれる前に、イエス様が「エルサレムを離れないで、わたしから聞いた父の約束を待ちなさい。・・もう間もなく、あなたがたは聖霊のバプテスマを受けるからです」(使徒1:5)と語られたとおりに、それから10日後、ちょうど50日目の日に、120人の弟子たちが集まっていた時に、聖霊が天から注がれました。そこから教会が始まり、また、宣教が始まっていきました。
教会にどうしても必要なものは何でしょう。建物はなくても大丈夫です。友人の牧師の教会は、かつて分裂があり、牧師と数家族の人だけが追い出されたということがありました。すべての財産を失いました。でも日曜ごとの礼拝は続けられました。その場所は公園でした。思春期であったのでとても恥ずかしい思いをしたそうですが、それでも公園であっても礼拝ができるんだと思ったら、もう何にも怖くなくなったと話してくれました。「ふたりでも三人でも、わたしの名において集まる所には、わたしもその中にいるからです。」(マタイ12章20節)教会は、人々と、聖霊様がおられればそれで十分なのだということです。そこに最も大切なもの、聖霊による生きた礼拝がささげられているかどうかが一番大切なのです。ペンテコステの日、そのことを覚えながら、私たちにも与えられている聖霊様とともに今日も心から礼拝を捧げましょう。