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コラム 牧師の書斎から

2020年3月29日 澤村信蔵

「ある人々のように、いっしょに集まることをやめたりしないで、かえって励まし合い、かの日が近づいているのを見て、ますますそうしようではありませんか。」(へブル10章25節)
 24日オリンピックの開催延期が発表されたことに、時を合わせたかのように、都内での40名以上の感染者数の増加を受けて翌25日小池都知事が週末に不要不急の外出を控えるよう自粛要請を出されました。そして、26日、27日40名以上の新たな感染者が見つかり、28日は、さらに増加しています。
 このような要請を受けて、3月28日臨時役員会を開き、私たちのいのちである礼拝をどのようにささげていくのか話し合いを持ちました。その中で確認したことは、私たちにとって礼拝がいかに大切かということです。私たちにとっては、不要不急の外出には当たらないので、引き続き礼拝堂に集い、ともに礼拝をささげていくことを決めました。当然、そのために最大の配慮をいたします。しかし、緊急事態宣言が出されることも視野に入れないといけないほど事態は切迫化しています。もし宣言が出されたら、会堂で集う礼拝ではなく、牧師と数人の方でのライブ配信の礼拝を行うことも決めました。でも、私たちが今問われているのは、どのようなスタイルで礼拝をささげるかということではなく、神を礼拝することをどれほど大切にしているかということではないでしょうか。一緒に集うことが出来なくても、心をともにして礼拝をささげることは出来ます。何より、私たちが神を見上げる時、神を通して一つとなることは、出来るのです。こういう時代だからこそ、かえって励まし合い、ともに主を見上げてまいりましょう。