ここからコンテンツ

コラム 牧師の書斎から

2025年5月18日 澤村信蔵

 二つのことをあなたにお願いします。私が死なないうちに、それをかなえてください。むなしいことと偽りのことばを、私から遠ざけてください。貧しさも富も私に与えず、ただ、私に定められた分の食物で、私を養ってください。私が満腹してあなたを否み、「主とはだれだ」と言わないように。また、私が貧しくなって盗みをし、私の神の御名を汚すことのないように(箴言30章7~9節)

 皆さんは、自分がどうなりたいと思いますか?この箴言の作者は、死ぬまでにはなんとかかなえて欲しいと願ったのは、むなしいことや、偽りのことばから離れることです。自分の弱さ、足りなさ、危なっかしさを本当によく知っている信仰者の、神への真剣で、心の底からの切なる祈りですね。罪の赦しを願う以上に、罪を犯さないようにと願う切なる祈りです。

 それとともに、この人は、自分の罪と弱さがよく分っていています。特に、お金というものに対して、自分がどれだけ弱いのかを知っています。富めば、おごり高ぶって、神様のことを忘れてしまう。でも逆に貧しくなりすぎたら、空腹に耐えかねて、盗んでしまう弱さがある。だから、神様、ちょうどいい加減に私を養ってくださいと祈るのです。この祈りは、本当に教えられます。すべてのことが与えられて、満ち溢れることこそが良いことだと思っているかも知れません。でも、そのことによって神を忘れてしまうなら、本末転倒になってしまいます。今あなたの状態はどうですか?もしかしたら、神の目から見たらちょうどよいのではないでしょうか。そういう意味で、まず今日神に与えられていることを心から感謝しましょう。