コラム 牧師の書斎から
2025年6月1日 澤村信蔵
主は言われた。「わたしの臨在がともに行き、あなたを休ませる。」(出エジプト33:14)
日本は、旅行に行く時、世界に比べて一人で旅行する人が多いそうです。確かに、一人は気楽ですね。反面、すべてのことを自分で手配しなければなりませんし、美味しいものを食べても、分かち合う人がいません。また、一人では解決できない困った場面に遭遇することもあります。人生も同じです。私たちも一人ですべてを決めて、自分ひとりですべてを行っていくとしたら、わずらわしさはないかも知れません。でも、一人では困り果ててしまうことがあります。この時のモーセがまさにそうでした。200万人近いといわれる人々を引き連れて、新たな地に行かなければなりません。外からは諸外国の妨害が、内には人々の不平不満や反抗があふれています。モーセの心労はどれほどだったのでしょう。
だから、モーセは、モーセは神に訴えるのです。「ご覧ください。あなたは私に『この民を連れ上れ』と言われます。しかし、だれを私と一緒に遣わすかを知らせてくださいません。」(出33:12)。誰も本当の意味で自分と一緒に行ってくれる人はいないと叫んでいるのです。その時、与えられたのが、冒頭のことばです。主がともに行き、あなたを休ませるといってくださるのです。そうなんです。私たちは、一人ではないのです。いつも主がともに行き、あなたを休ませてくださるのです。そして、主だけでなく、神の家族もいます。一人ではなく、ともに互いに重荷を背負い合って、歩んでいきましょう。



